Q.物忘れが多くなっているようで心配なのですが、
                   どこに相談したらよいのですか?
 当院に認知症の方、又はそうではないかと、ご心配な方のご相談を専門にお受けする「老人性認知症センター」があります。お電話でのご相談もお受けします。相談員へのご相談に関しては全て無料となっています。来院される場合はお電話で予約していただくと、お待たせすることがないので良いかと思います。必要に応じて受診していただくことも可能です。
 また、内科などでのかかりつけの病院があれば、まずその先生にご相談されても良いと思いますし、市町村の介護保険課や、介護保険を利用されている方であれば担当のケアマネージャーの方にご相談されてみても良いと思います。
Q.認知症の方に対する接し方について教えて下さい。
 一般的に相手の言動を否定しない、というのが原則とされています。ただし、それは介護されるご家族にとって、時には負担になることもあると思います。負担軽減の方法として、介護保険などの制度利用やシルバーデイケア(当法人が行っている認知症の方を対象としたデイケア)などを利用することで、ご本人の気分転換を図ると共にご家族の方が、休憩を図ることができ、穏やかな気持でご本人と関わっているけると思います。
 「認知症の人」である前に「一人の人」であることを受け止めていただければと思います。
Q.認知症でも介護認定は受けられるのですか?
 介護認定は原則65歳以上の方が対象になりますが、40歳から64歳の方でも特定の疾患がある方は介護認定を受けることができます。その特定疾患の中に認知症も含まれていますので、介護認定を受けることができます。もちろん、65歳以上の方でも受けることができます。
Q.認知症の治療はどのようにするのですか?
 認知症の治療は病気そのものを治すということではなく、病状によっては抗認知症薬等によって進行を遅らせたり、認知の機能を上げていくことが可能となってきています。
また精神状態の不安な方(せん妄・妄想など)に対しては、薬物治療により心の安定を図ったり、また回想療法や運動療法、趣味活動等を行うことにより、ご本人にとって不安やストレスがない、適度な刺激のある環境で穏やかに過ごしていただくということにより、症状の進行を防いでいきます。
Q.入院期間はどれくらいですか?
その方の症状などによりますので、様々です。長い療養が必要な場合もありますし、逆に短い期間の場合もあります。
Q.退院後の生活に不安があります。
 各病棟に担当のソーシャルワーカー(医療相談員)がおりますので、退院後の行き先や生活について、ご相談を受けております。必要に応じてその都度、医師から病状の説明を受けながら、退院後に限らず入院されている間の悩みや不安をお伺いして、ご一緒に考えていきたいと思います。
Q.デイケアとデイサービスの違いについて教えて下さい。
 デイサービスとは、介護保険による認定を受けた要介護者の方が、老人デイサービスセンター等の施設に通ってうける入浴・食事の提供、その他日常生活上のお世話と機能訓練をいいます。介護保険の中で行われるサービスなので、認定を受けた要介護度の程度により利用回数等が決まります。
 デイケア(当法人では認知症の方を対象に行っているデイケアをシルバーデイケアと呼んでいます。)は、通常の病院等で使用する医療保険で行いますので、介護認定を受ける必要はなく、利用する回数の制限はありません。(日・祝日以外行っています。)また、自立支援医療制度を利用すると医療費の自己負担額が軽減される制度もあります。
 デイサービスとデイケアは保険による違いばかりではなく、担当職員についても違いがあります。デイサービスでは、職員の資格要件は特にありませんが、デイケアでは医師を始めとして専従の作業療法士、看護師、精神保健福祉士等の専門職の配置が決められています。こうしたデイケアを利用することで、ご本人の心身機能の維持・向上、またご介護するご家族の方々のご負担を軽減することができます。