Q.物忘れ、例えば食べたことをすぐに忘れるなどの
                     対応はどうしたらよいですか?
大切なことは、何が事実か争うことなく、本人に納得してもらうことです。「さっき食べたはずよ」と過去に振り返った対応ではなく、「今、つくるので待っててね」「つくるの手伝って」など先人対応は効果的と思われます。また、少量のおやつなど用意しておくのもよいでしょう。
Q.認知症は「治る」のですか?
治せる認知症もあります。しかし、認知症の大半を占めるアルツハイマー型認知症、血管性認知症の場合進行を遅らせたり、症状を緩和させたりすることは可能ですが、根治することはできません。本人が「安心」と尊厳」をもって生きていく状況をどう築いてあげるかが、治療において重要視されるべきことです。
Q.認知症は予防できないのですか?
血管性認知症の場合、脳血管障害が原因ですので、生活習慣予防と同様、食生活の改善や適度な運動習慣によって、ある程度予防は可能です。アルツハイマー型認知症の場合予防法は解明されていませんが、ひきこもりや「何もしない」状況を避け、人々や社会と積極的に関わりをもち、明るくいきいきと過ごすことがよいと言われています。
Q.「もの忘れ」と「認知症」とはちがうのですか?
ひと言に「もの忘れ」といっても、「うっかり・・・」も含め様々です。もの忘れは認知症の重要な症状の1つですが、すべてが認知症と考えるのは、早計です。認知症の「もの忘れ」の場合、「数時間前の出来事を忘れる」という短期記憶の喪失傾向が強くみられますので、そのような場合は注意が必要です。
Q.よく「ものを盗まれた」と言うのですが、どうしたらよいのですか?
一番よくない対応が、頭ごなしに怒ったり、否定したりすることです。不安やストレスは、症状を悪化させる原因にもなります。むしろ、同情し一緒に探してあげるなど、本人の「安心」を最優先にし、家族が見つけるのではなく本人に見つけてもらうように導くことも、疑われることを防ぐ手段です。
Q.夜間よく騒ぐのですが、どうしたらよいのですか?
夕方から夜にかけて脳の機能が低下し、もうろうとすることで、興奮状態になったり徘徊したりする、「たそがれ症候群(夜間せん妄)」と呼ばれる症状です。認知症初期にもあらわれます。薬の投与によって治療できるケースもあり、症状によって適切なケアの仕方がありますので、医師に相談してみましょう。
Q.徘徊で困っているのですが、どうしたらよいですか?
徘徊は、複数の要因が悪影響してあらわれる症状です。一緒に散歩してあげることも防止には効果的です。また、行方不明になるなど二次的な事故を防ぐためにも、早めに近隣住民の方へ支援を呼びかけることも大切と思われます。